【新薬承認】抗PD-1抗体薬「キイトルーダ®」

10月だというのに、台風が来たり、30度を超える日があったり、本来ならば気持ちのいい季節のはずなのに、おかしな天気が続いていますが、皆さん体調を崩したりしていませんか?

先日、9月28日に悪性黒色腫5番目の新薬、MSD(株)の抗PD–1抗体薬キイトルーダ®(ペンブロリズマブ)の製造販売申請が承認されました。

MSD(株)発表のニュースリリースはこちら

新薬ラッシュの続いたメラノーマですが、これでちょっと小休止でしょうか・・・?患者としては、まだまだこの勢いを持続して、どんどん新たな治療法が開発されることを、切に望んでいます。
このキイトルーダ®ですが、すでに治療されている方も多いオプジーボ®と同じ抗PD-1抗体薬です。薬のメカニズムとしては2つの薬に、ほぼ違いはないとされていて、単純に武器が2つになったと言えるのかは?ですが、今後この2つのお薬が医療現場でどう使い分けられていくのか・・・?注目したいと思います。
とはいえ、選択肢が増えるのはとてもうれしいことです。いつもながらですが、この薬の開発から承認までにかかわってくださった先生、製薬会社の方々などすべての方々に感謝いたします。お薬ひとつにも、多くの人の努力と想いが詰まっています。この想いを私達もしっかりと受け止め、色々なことに感謝しながら治療にあたりたいと思います。まずは、一日も早い薬価収載を望みます!

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余談ですが、アメリカのカーター元大統領は、このキイトルーダ®でメラノーマを治療し、寛解されたとニュースになっていましたよね。いいニュースですよね。ぜひとも期待したいところです!

抗PD-1抗体薬といえば、先日発表になったノーベル医学・生理学賞の有力候補として「PD-1」を発見された京都大学の本庶 佑先生のお名前があげられていましたね。惜しくも今年度は受賞となりませんでしたが、メラノーマ患者としては感謝してもしきれない素晴らしい発見なだけに、今後先生の研究がますます世界的に評価されていくと嬉しいなと思いました。

11月には、専門医の先生をお招きして勉強会も行います!近日中に詳細をお知らせしますので、ぜひ皆さんご参加ください。

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よろしくお願いします!
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