製薬会社の営業研修へOTR講演レポート

2018年1月12日金曜日
都内にある製薬会社さまの営業研修にて、
メラノーマ患者会が登壇させていただきました。

120名程(実際には150名以上いましたよね・・・)
の営業マンのみなさまに、お話ししてきました。

私達に与えられたミッションは、

「営業マンは自分達が販売した薬が患者やその家族がどのような思いで待ち望み、
使用しているのか知る機会がないので、
患者や家族の現状を話すことにより、
それぞれの社員が考えるきっかけになれば。」

です。

松平と平林と2名で30分ずつ。
松平からは、
実際に薬を使った治療体験記、これまでの病歴とともにお話し。
自分がこれまでの治療を通してどのように想い、暮らしているか。気持ちの変遷。
治療と仕事との両立について。
そして、これから望むこと。
こんな世の中になってほしい、という話をしました。

社会課題:
・薬価の課題
・残薬の課題
・正しい薬の使用法、販売について
・患者のQOL
・新しい治療法の知識を得る機会(勉強会)
・早期発見の啓蒙・啓発活動
・IoT・AIを活用した医療の充実

平林からは、
夫がメラノーマになってから、ともに歩んだ治療体験。
家族としてその時、どんな思いで患者と接してきたのか。
さまざまな覚悟。
患者会とともに歩んできたこと。
製薬会社さまとの出会いとつながり。

これからのメラノーマ治療を考える:
・これから治療の選択肢が増えていく中で賢く治療を受ける
・半年と言われた余命は、いまや、5年、10年、さらに延びていく
・長期化する治療の中で直面すること
・製薬会社の営業マンの皆さんへ

ひとりひとりに想いをはせて。
あなたなら、どんな言葉で、何を伝えますか。
色々なことを考えるひと時となりました。

最後に、企画主催者様からこのような言葉をいただきました。

「売上げ数字を追うだけではなく、
その先で実際に使う人が、
どのような気持ちで使っているのか、そこに想いを重ねることで、
より崇高な仕事ができる。と考えています。」

本当にその通りかと思います。
私自身は今、マーケティングの仕事をしておりますが、
その言葉を胸に刻んで、仕事に取り組みたいです。

そして、患者会として、
今後も一歩一歩できるところから、
社会活動を続けていきます。

このような貴重な機会をいただけましたこと、
大変感謝です。

そんな1日でした!